AGの挑戦

昭和女子のエッセイ

うるおいLIFE(お風呂やさん)

私はお風呂屋さんに一人でも行ける。

 

以前はスーパー銭湯には、

友人と時間を合わせ、ご飯+お風呂+岩盤浴のセットで行くことが多かったが、

コロナ禍の中、なかなか一緒に行く機会が減ってしまった。

それ以降は一人でサラッと行く。

 

コロナ前に初めて一人でいった女性専用の中温岩盤浴

少し金額が高いよもぎ蒸しなどついたフルコースのところに

行ったら私と先に来られていた同年代の方の二人だけ。

7人ほどは入れる岩盤浴は貸し切り状態だった。

その後2人組の若者が入ってきた。目を閉じ様子をうかがうと

ヒソヒソ「あの人修行やな」と話している。

『聞こえてますよ』と思いながら少し我慢し、颯爽と部屋を後にした。

時間を見てびっくり40分以上入っていたのだ。

寝てたー危なかったー

それから、なんとなく岩盤浴は避けている。

締め切るコロナ禍ではちょっと心配だし疎遠だ。

 

またある日は、昔からある銭湯に1回行ってみた。

主のようなマダムから入り方を教わりながら入ったが

激アツの場所があり断念。

まだまだ修行がたりないようだ。

 

一番好きなのは天然温泉があるスーパー銭湯だ。

そこは茶色いお湯の金泉でちょっとしょっぱい。

熱めのお湯は芯から温まり、つかりすぎると湯あたりすることもあるらしい。

私は基本露天風呂で金泉を楽しむ。

同じ露天風呂内のお風呂を点々としたり

半身浴にしたりし湯あたりしないように調整。

時にはサウナを満喫し、

香り湯で最後に嗅覚も満たしてから上がる。

 

悪いモノが全て溶けだし、完全復活だ。

 

後は瓶のコーヒー牛乳とフルーツ牛乳を買う。買うだけ。

自分は水を飲むからいいのだが、

風呂屋さんの瓶の牛乳は家族が飲みたいというから

お土産に買うのだ。

 

クレーンゲームのような牛乳の自動販売機は面白い。

押した番号通りではなく、数列並んだフルーツ牛乳の中から

ランダムに選んでくれる。

入口に近い順ではないようだ。

減り具合?冷え具合?なんだかわからないけど 賢い。

 

かばんに入れて持ち替える。

端から見たら不思議な光景かもしれない。

 

靴を履くときには、すべて軽やか。

後は寝るだけのスタンスも最高だ。

天然温泉のおかげと、いつもよりお湯につかる時間が長い事、

大浴場、露天風呂という解放感、

マッサージ風呂などジェットによりほぐされていること、

色々な要因が重なり深い眠りへと誘う。

基本、お風呂の日はアルコールは飲まない。

それが翌日にベストコンディションにつながるからだ

 

次の日の朝の体の軽さったら…

「おはよう!世界!!」

家が開き窓だったら鳥に話しかけてしまうほどの快調さだ。

 

そろそろ、お風呂に行こうかな