AGの挑戦

昭和女子のエッセイ

うるおいLIFE(本:運転者)

私は寝る前読書をするように心がけている。

 

そういえばカッコいいが、実はすこぶる寝つきがよく、

ページをめくらないうちに寝落ちをし

電気もつけっぱしで朝までぐっすり寝ている日の方が多い。

電気代がもったいないから、読書をやめようかとさえ考えているほどだ。

しかもその調子だから全然進まない。

 

そんな中、先日出会ったのが『運転者』という本だ。

 

この本は字が小さいのに読みやすく、3日ほどで読み終えてしまった。

著書の喜多川泰さんの本に出会ったのはこれが2冊目だった。

 

内容はネタバレになるのであまり詳しくは書かないが、

「なんせよかった。」

ん?ざっくりしすぎて、何も伝わらないな。

 

主人公の状況がなんとなくリンクするところもあり、感情移入がしやすく

ところどころ涙で見えにくくなるページもある。

 

日常に使われる「運」や「プラス思考」「上機嫌」などの言葉の解釈が

そういうことかとハッとさせられるし、今の現状に感謝ができるようになった。

だいぶ生きてきたおばちゃん…いや昭和女子だからこそ思ったのかもしれない。

若すぎるとまだピンとこないような気もする。

アチコチにちりばめられた伏線は、最後に見事に回収され

物語自体がおもしろい。

素晴らしい作品だった!!

そして、私はまだ頑張れるとなんだか力をもらった。

もし興味があればぜひ読んでみて欲しい。

最近で1番のおすすめだ。

 

やはり読書はいいもんだ。

 

秋の夜長虫の声を聴きながら読書したいと思っているのだが、

急に寒くなって虫の声も聴こえず、あったか毛布にしたからな…

秒で寝落ちの『読書』『無音』『あったか毛布』の三種の神器

 

睡魔が出ないほどのオモシロ本を探しにまた本屋さんにいくとするかな。