AGの挑戦

昭和女子のエッセイ

うるおいLIFE(練り物)

私は、練り物が大好きである。

 

基本、日本で旅行に行くと、どこでも必ず練り物をお土産にする。

練り物が特産でなくてもだ。

サービスエリアでも買って車でいただく。

海外でもあれば購入する。パックのやつ

竹輪とカニカマは冷蔵庫に常備し、味噌汁にも入れたりする。

 

私が好きなのは、タコの天ぷら。イカではなくタコなのだ。

 

そして練り物お土産史上第一位は、徳島県小松島の『竹ちくわ』である。

竹の風味も相まっておいしいのだ。

父親が徳島県出身で、昔田舎にはフェリーで行っていた。

多目的スペースに数組の家族や一人の方が雑魚寝し、

コミュニケーションを図るスタイル。

今はもうあんなアバウトな空間はないかもしれない。

 

私たちは大阪に住む、いとこ家族とも行っていたので

結構な大人数だった。フェリーが面白いのである。

そして港で竹輪を買い、帰りのフェリーの中で食べる。

お弁当+竹輪1本がお決まりのスタイルだった。

手で持ち竹にかぶりつく。

最終的には炭次郎の妹、禰豆子スタイルになる。細いけどね。

そして竹を持ち帰り、きれいに洗い、お風呂に持ち込み

口に加え、水面から竹だけを出し、息をする。

忍者の練習だ。

美味しいだけでなく、忍者にまでなれる優れもの。

そんな思い出もあり、ダントツ一位。

 

他にはさつまあげ、グレーのイワシの天ぷら、笹かまぼこが好き。

 

デパートではちぎり天にし、色々な味を少しずついただく。

そして、季節物、変わり種を追加。

大人になってからは紅ショウガもお気に入りだ。

 

料理では大量に食べられる「おでん」もいい

うちの家では、炊き込みご飯に練り物が必ず入る

かまぼこより、ここもタコの天ぷらの方がおいしい。

 

ああ、練り物。

愛しの練り物。

昔の人はよく手間を惜しまず、魚たちを練ってくれたものだ。

ありがとう。令和でも愛しています。

 

ちなみに『竹ちくわ』って

竹+ちくわ(竹輪)って竹だらけやんと思い、調べてみたら

竹輪は

・魚肉を練って竹などの棒に巻き付けて加熱加工したもの

・切り口が竹をきった切り口に見える

からできた言葉。

 

巻き付けたものが本物の竹ですよ。

を『竹ちくわ』の一言で表しているということか!

 

小松島の竹ちくわ、食べたくなってきたな。

今はお取り寄せが可能なのだ。

近々、取り寄せていただくとしよう。

久々に忍者の練習もするとするかな。