AGの挑戦

昭和女子のエッセイ

誰かの為と思いながら、自分が一番楽しんでいる(物産展)

皆さんは物産展は好きだろうか?

私は、最近物産展が大好きである。

と言っても、デパートなどで見かけたら、引き寄せられる程度の大好きで、

物産展を探し求めて、足を運ぶほどではない、エセファンである。

 

先日、近くのショッピングモールで九州フェアが開催されていた。

母親が九州出身ということもあり、いつもより財布のヒモが緩んでしまった。

・醤油1.8L 味違い2本

・高菜明太子のお漬物

・つぼ漬け

・熊本のひじき

・長崎のカステラ

・いももち

・沖縄のサーターアンダギー

そして、練り物好きにはたまらない、さつま揚げのセット

博多ラーメンや、明太子などほかにも気になるものが

いっぱいあったが、長居しすぎて醤油の重みでカゴが腕に食い込み、

耐え切れずレジへ急いだ。

 

喜ぶだろうな。

オカンは懐かしいだろうな。

そんなことを考えながら家路を急ぎ

着いたとたんテーブルいっぱいに広げて見せた。

 

懐かしさと、小腹がすいていたのか、すぐに試食会が開催される。

「これ食べたかった。おいしいな。」

なんてお声をいただくと、私も嬉しいし、なぜか誇らしくもある。

 

今はどこにいてもお取り寄せも含めて手軽に買える。

しかし高齢の両親にはインターネットも無理、免許も返納し足がない今

私の目利きに頼らざるを得ないのだ。

ここは腕の見せ所と思い、物産店に挑む。

ドラマにまでなっているが、お取り寄せの楽しみは、

私はもう少し後にしようととってある。

 

それにしても、地域特有の素晴らしさ。

日本は縦に長いおかげで、北から南まで楽しむことができる。

素晴らしい。ありがとう。

 

今、高菜明太子のおにぎりを食べながら書いている。

私が一番たくさん口に運び、舌鼓を打ったのは言うまでもない。